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妖魔なオレ様と下僕な僕(9) 椹野道流 [椹野道流]



お前を喰っていいのは、俺だけだ


夏風邪がもとで体調を崩し、ご主人様である妖魔・司野とともに山間の小さな宿で静養するハメになった正路。
ようやく回復してきた頃、正倉院から二つの宝物が盗まれるという事件が…。

どうやらそれには宿敵カギロイが絡んでいるらしいと判明した夜、正路を手酷く抱いた司野は、「決して俺を捜すな」の言葉を残して姿を消した。

役立たずな自分を責める正路。だが、どうしても司野の傍に行きたくて…。



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